実質リターンを考える。コストと上手に付き合うにはどうしたらよいの???

実質リターンを考える。コストと上手に付き合うにはどうしたらよいの???

  • 2020年6月12日
  • 2020年6月23日
  • お金

重要なのは、コストが低いものを選ぶこと

コストと上手に付き合うにはどうしたらいいでしょうか。ここで少し私の体験を紹介させていただきます。まだファイナンシャルプランナーになるずっと前で、個人的に投資を始めたばかりのころ、私が証券会社の方から勧められたファンドは5つありました。

それらは5つとも、購入手数料は3%程度・信託報酬は1%程度のアクティブファンドばかりでした。当時は、まだ投資信託の知識が少なかったので「そんなものかな」と気にも留めていませんでした。

しかし、手数料3%という数字は、大きいです。いえ、大きすぎます。仮にAファンド(購入手数料3%信託報酬年1%)があるとした場合を見てみましょう。

百万円分購入したなら、買った瞬間に97万円に減っています。投資信託では、手数料が高い商品を利益が出る前に頻繁に買い換えると、それだけで実質的に損をしてしまいます。また、少々の利益では、大きなリターンは望めません。

では、コストを下げるにはどうしたらいいでしょうか。

まず考えられるのは、長期保有するという選択肢です。手数料だけが3%なら3年保有すれば、手数料は計算上年1%になります。

6年保有すると、計算上は年0.5%です。手数料3%で信託報酬が1%なら、トータルコストは3年で年間2%、6年なら年間1.5%まで下げられます。しかし表面上の数字は下げられても、実質的に損をしています。ですから、購入時手数料は最初からゼロ(ノーロード)の中から選びましょう。

保有時にかかるコストを下げる方法は、最初に信託報酬のコストが低い商品の中からファンドを選択することです。手数料が無料(ノーロード)で信託報酬が年0・1%のファンドなら、比較的コストが低いので、実質的な運用成績が下がりにくくなります。 

大切なことなのでもう一度言いますが「コストが低いファンドの中からファンドを選ぶこと、あるいは、投資対象が同じ投資信託ならコストが低い方を選ぶこと(投資対象の中身が分からないようなものはそもそも買ってはいけない)」が重要です。

売り手側は販売のプロです。ハイコストのほうが売り手の儲けは大きいのですから、当然そちらを勧めてきます。提案を鵜呑みにしないようにしましょう。