コンドラチェフの波と金利サイクルの関係は?現在の金利はどのような状況にあるの?

コンドラチェフの波と金利サイクルの関係は?現在の金利はどのような状況にあるの?

  • 2020年7月8日
  • 2020年6月23日
  • お金

現在の金利はどのような状況にあるの?

さて、金利が下がれば債券価格は上がり、金利が上がれば債券価格は下がるので、債券ETFは金利が下がる局面で買うのが良いことになります

それでは現在の金利はどのような状況にあるでしょうか。

2018年12月末現在、大局的に見ると、米10年債利回りは2016年7月に約1.4%という底値をつけてから上昇局面にあります。

また、次に示す図のように1900年からの米10年債利回りを見てみると、1920年まで金利は上昇し、1920年から1950年まで下落、そして1950年から1980年まで再度上昇し、その後は2010年代半ばまで下落していることが分かります。

つまり、金利は上昇と下落のトレンドを約30年かけて繰り返していることになります。すると、現在の金利は今後30年つづく上昇トレンドに入ったと見ることができます。

この金利サイクルは、一説には「コンドラチェフの波」とよばれる経済周期に関係があると言われています。これは景気循環の一種で、50-70年を周期とする景気サイクルのことです。

発見したロシアの経済学者コンドラチェフにちなんでそう呼ばれています。こうして見ると確かに、金利はコンドラチェフの波にそった60年程度のサイクルをとっています。

そう考えると、今後の長期投資という観点に立てば、必ずしも債券ETFはそぐわないと言えます。

米10年債利回りの推移を見ても分かるように、大局的には上昇・下落トレンドの中にあっても、3-4年のスパンで見ると反対の動きを取ることはよくあるのですが、あくまでも数十年という長期保有の観点から見れば、債券ETFは主役には推しづらいという状況です。

また日本国内に目を向けると、円金利はバブルの崩壊後下落の一途をたどっており、すでにこれ以上低くなれない水準にあります。

2510のような国内の公社債は、個人が持っていてもあまり意味のないETFだと言えるでしょう。さて、このような状況の中で債券ETFを主役には推しがたいのですが、だからと言って絶対買うなとは言いません。一部の債券ETFには、インカムゲインとヘッジ効果として一定の価値があるからです