フリーランス夫婦で子供はいません。老後資金が足りないのではないかと不安。何かいい方法ありますか?

フリーランス夫婦で子供はいません。老後資金が足りないのではないかと不安。何かいい方法ありますか?

  • 2020年7月6日
  • 2020年6月17日
  • お金

Q35歳、フリーランス夫婦です。子どもはいません。退職金がないので、老後資金が足りないのではないかと不安です。何かいい方法はありませんか?収入が不安定なので額は決めていませんが、毎月少なくとも1人10万円くらい、多い月はもっと貯蓄しています。

Aおっしゃる通り、フリーランスや自営業者には退職金がありません。また会社員は国民年金と厚生年金の2階建てなのに対し、フリーランスは国民年金のみですから、年金額も少なく、2019年4月分からの年金額は満額でも78万円、月額にすると6万5000円で、ご夫婦で13万円です。

このようなケースで老後資金づくりのために最優先で利用したいのが、「iDeCo」です。iDeCoとは60歳以降に年金や一時金などで受け取る老後資金づくりのための制度です。

iDeCoで選べる商品は、投資信託や預金、保険商品などがあり、金融機関が用意した中から自分で選んだ商品を積み立てていくことになります。

積み立てた金額(拠出額)は全額が所得から控除され、所得税や住民税が安くなるという大きなメリットがあります。所得税率が10%の人が年間50万円を拠出すると、所得税だけで5万円の節税になります。また運用益も非課税です。

iDeCoを利用すれば、節税しながら老後資金が準備できる、また積み立てで時間分散を図りながら投資ができる、ということになります。加入時、運用中、受取時にコストがかかりますが、一部のコストは金融機関によって金額が異なり、後述のネット証券を使えば最安で利用できます。

年間の拠出額は職業などによって異なり、フリーランスの場合、上限は月額6万8000円、年間81万6000円です。フリーランスは収入が不安定なことが多いですから、いつでも使えるお金を多めに持っておくことも重要です。

しかし、相談者はご夫婦それぞれが少ない月でも10万円は貯蓄しているとのことですから、毎月6万8000円ずつ(年間で81万6000円)をiDeCoに回してもよさそうです。またiDeCoは原則60歳まで引き出しができません。

住宅購入、お子さんがいれば教育費などの準備も考えて拠出額を決めることが大切です。なお、iDeCoの拠出額は年1回、変更することができます。積み立てられる商品は金融機関によって異なります。

自分の積み立てたい商品がある金融機関でiDeCoを積み立てると良いでしょう。「楽天・全米株式インデックス・ファンド」がラインナップされています。

今、35歳で老後資金が必要になるまで25年以上あります。そのため、全額、株式投資信託でも良いでしょう。月6万8000円を25年間積み立て、年利4・5%の場合、iDeCoだけで約3496万円の老後資金が準備できます。夫婦で約6990万円です。